1935年創業の日本の革ジャンメーカーカドヤ。本社工場ヘッドファクトリーから生み出されるプロダクト、オーダーメイド、リペア、カスタムの仕様や製作過程、レザーやライダースジャケットにまつわるエピソードなどを発信。「日本のものづくりと職人の拘り」を綴ったブログです。

勝負着

こんにちは、原田です。

今回は私事で恐縮ですが
私の革ジャンについてのお話しをさせて頂きたいと思います。
しばらくの間、お付き合い下さい。

TH 2016 01 29 0011

このジャケットは今から約10年ほど前に
セルフオーダーしたもので、後にリリースすることになる
HF ラインナップモデル MERIDEN BONNY MODEL-0
の原型となったものであります。

当初は製品開発目的ではなく
純粋に自分が着たいもの、見たいものとして
TRIUMPH に跨る時にあったらいいなぁ、と思う革ジャンを具現化しました。
イメージしたとおりに上手くつくれるかしら、、?と
ドキドキ、ワクワクしながらつくったことを
今でも覚えています。

愛機のチューニングやメンテナンスで
今ではすっかりお世話になっております
TRIDE MOTORCYCLES代表 の大石さんと出会って間もなくの頃で
「今度ツーリング行きません?」と
TRIDE 第1回ツーリングに誘われたことがきっかけで
「よっしゃ、いっちょ気合い入れて勝負着つくるべし!!」
となったわけであります。

そうですねェ、、、
あの頃は気合いが入っておりました、何事においても。
気合い、、というか肩に力が入り競争意識の塊で
「フムフム、、数十台集まるのかぁ、、全員ぶっちぎったるし、、」
「だったら背中に俺的象徴の、なにか入れないとな~」
などと、夜な夜な妄想しながら興奮したものでありました。
若気の至りです。。。

とはいえ
名刺代わりともいえるこのジャケットが完成し、気分上々で
TRIDE 第一回河口湖ツーリングに参加したことがきっかけとなり
TRIDE RACING TEAM のメンバーたちと出会い
それまで乗っていたユニットエンジンから
プレユニット(別体式)エンジンのリジットフレームに興味を惹かれ
この時期、一気に私のTRIUMPH 人生に拍車が掛かりました。

TH 2016 01 29 0001

革ジャンの魅力や必要性を
具体的に言葉で表現するのはなかなか難しいことです。

ライディングウェアとしての機能的な装備であったり
革素材の風合いや味、経年変化の醍醐味であったり
ファッションであったり、、、

人それぞれ
革ジャンに対して求めるものは様々だと思います。

自分の場合はどうなのかな?

今まで出会ってきた革ジャンについての総評は
困難でありますが

こと、この一着に関しては

〔守護神〕 的な存在です。

製作した時の思い入れや
現在に至るまでに起きた
様々なエピソードを思い返してみると

非常に精神面への影響力が大きく

コイツを羽織ることで気合いが入ったり
ハッピーでいられたり
ラッキーなことが起こる予感がしたり、、

決して着用頻度が高かった訳ではありませんでしたが
いつもこのジャケットの存在が
内面の近いところにあったんだなぁ、と
つくづく感じます。


このジャケットは
ここぞ!という時の勝負着として
いつでも自分を力強く鼓舞してくれて
前向きに頑張れる特別な存在であり

今でも変わらず
精神依存度の高い
唯一無二の一着であります。

TH 2016 01 29 0013



【原田】
2016-01-29 : 未分類 :
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プロフィール

head factory

Author:head factory
創業1935年、日本の革ジャンメーカー浅草カドヤ。本社工場ザ・ヘッドファクトリーでは、職人それぞれが一人一着縫いにて既製品の製作、オーダーメイド、カスタム、リペア、そして製品管理を行なっています。
所在地:東京都台東区西浅草3-29-21 株式会社カドヤ本社ビル 6F/7F

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