1935年創業の日本の革ジャンメーカーカドヤ。本社工場ヘッドファクトリーから生み出されるプロダクト、オーダーメイド、リペア、カスタムの仕様や製作過程、レザーやライダースジャケットにまつわるエピソードなどを発信。「日本のものづくりと職人の拘り」を綴ったブログです。

おさななじ道 (通勤道 その2)

前回につづきまして
「おさななじ道」 の後編にまいります。

日比谷の交差点を過ぎて 晴海通りを直進し
有楽町、東銀座を越せば
いよいよ上野方面、会社近くに延びる
日光街道(国道4号)に合流するのですが、、、

またもや
寄り道、道草コースに突入であります。

日比谷の交差点を過ぎて一つ目の信号を左折。

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丸の内仲通り

この通りは
JR線のガード や銀座中央通り、日光街道と平行し
直進していくと 中央分離帯につき当たり
その先は
丸の内ビル、新丸の内ビル など
オフィスビルが立ち並ぶ
東京駅周辺につながります。

ダークカラーの配色がカラフルで美しい 石畳の車道。

自然とアクセルを緩め
ゆっくり、ゆっくーりとバイクを転がします。

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農林中央金庫 の建物

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石造りの建物に
ものすごく細かい装飾が彫られた重厚な金属扉。

威風堂々たる佇まいです。

この建物に限らず
この周辺一帯には 帝国劇場、出光美術館などなど、、
古くからの風格ある建物が点在し

歩道には
箱根 彫刻の森美術館 所蔵の
様々なアーティストが手掛けたオブジェが飾られ
建造物と木々の間に自然に入り込みながらも存在感を放ち
通りにリズミカルで優しい 躍動感 をあたえています。

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歩道をフラリ と通り過ぎるには
あまりにも もったいない、
美術公園のような癒しの場。

日々の仕事の忙しさから
一瞬にして
時がゆっくりと流れる空間へと引き込まれ

身も心もリフレッシュ。

短時間でのリセットに もってこい の良い環境です。

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夫婦寄り沿い
建物 と 木々の隙間から
覗き見る青い空に
どんな思いを寄せているのでしょうか。

ステキな空間です。

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この通りは 平日でも昼時は車両進入禁止。
歩行者天国となります。
名だたるブランドショップ がカフェ に混じって軒を連ね
日中は 人通りが多いものの
銀座中央通りのショッピング街 とは異なり
ものすごく静かで、落ち着いた 清涼感漂う雰囲気です。

ここでも
ついつい 人通りの少ない歩道に降り立ち
早朝ウインドショッピングを。。。

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晴海通りから仲通りに入り
はじめて信号機のある交差点
この通りは 馬場先通り です。

向かいの建物は 丸の内パークビル。
敷地が隣接する
三菱一号館美術館 の中庭に通じる入り口になります。

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この美術館及び開放空地(広場及び通路など)は
地区の文化と環境の向上に寄与することを目的、

都市計画法(都市再生特別地区、地区計画)に基づき
設けられたもの。

と入り口に記してありました。

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周辺は都市計画も進み
信号機の柱と必要最小限の電線以外は
地上に電柱 は一本もなく、電線は地下に埋められ
屋上緑化も積極的に行われており
街全体の環境に対する意識の高さ が伺えます。

ゴミくず一つ落ちていません。
本当に綺麗です。

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ランチタイムには
周辺のオフィスビルの方々
子供連れの家族や老夫婦
外国の方々など、、沢山の人々が この場所に足を運び
食事や談話など、
なごやかなコミュニケーションスペース となっていました。

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馬場先通り に面した美術館の南口です。
現在は出口となっています。

中庭に沿って、正面入り口と 中庭口があり
美術館入り口は中庭口 からのようです。



数々の並木道、街並み
美しくて立派な建物、そしてアートを満喫し

脳内満足度がピークとなったところで、
そろそろペースアップします。

東京フォーラム東の交差点、JR線のガード下
鍛冶橋、京橋、、次々と交差点を過ぎ
宝町 の交差点で日光街道に入ります。

そもそも
タイトルの「おさななじ道」

両親の実家がそれぞれ、中央区の月島、佃島ということもあって
もの心ついた頃からというもの、
今朝のルートを 年に幾度となく両親が実家に行く際、
車の後部座席に乗せられ 窓越しからの景観を眺めて育ちました。

実家からの帰り道は
暗くて真ッ黒で、ネッシーが出てきそうな
不気味なほどに静まり返った墨田川を眺めながら 勝鬨橋を渡り
築地の魚市場を過ぎ、
ライトアップされた 歌舞伎座の建物と
カラフルな のぼり に胸踊り
銀座のネオン街は 何度通っても興奮し、圧倒させられ
帰り道の一番の楽しみでありました。

あの頃(35年以上前)は ディズニーランドもなく
夜空を彩る電飾パレードなど 遊園地でも見ることができなかったので
にぎやかで 華やかで 夜でも人の活気に満ち溢れた
銀座のネオン街を通り過ぎる瞬間は
子供心に

「幸運を掴む一大イベント」みたいな思いで、

心を躍らせながら眺めていました。



今でも変わることのない
華やかな銀座のネオン街は
ワタクシの仕事帰りの
とっておきのリフレッシュタイムです。

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銀座へ~♪
はとバス~が走~る~♪
歌舞伎座をぬ~け~♪
並木をすり~ぬけ~♪

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TOKYO~♪
赤坂~浅草~♪まだまだ~街~は~♪
人を~惹きつける~♪

街並み~は~夢とあこがれ~♪

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街角まで~が~♪ 歌を奏でる~♪

ジャジャジャン♪♪♪


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どーん!!!!


この場所に到着するまでの約30kmの道のりは

「心の扉」をいっぱいに開放し
朝一番の清々しい空気を
その日一日分のエネルギーとして体内に蓄え
時間と気持ちにゆとりをもって
ただただ、気持ち良く
ライディングを楽しむことを心がけて走ります。

が、、

夢見心地な朝のプライベートランは
ここで おしまいとなります。。



この自販機コーナーは

ワタクシが強制的に
仕事モードにスイッチを切換える場所です。

「ビシッ」と整髪され
織り目正しいスーツ姿でバッチリときまった
戦闘準備の整ったビジネスマンたちが、
出動前のつかの間 の一時を得るために
利用されている ポイント であります。

職種、身なり服装、心の内は違えど
ここにいる皆さんの目線の先には
きっと、仕事現場へ向けての思いや闘志
今日一日の戦略イメージなど
様々にあること と察します。

空母艦から飛び立つ戦闘機のように
灰皿でタバコを消すやいなや、
スイッチの入った鋭い目つき へと一変
右へ左へと
この場を去っていきます。


ワタクシは と申しますと

空母艦から飛び立てず
一人ポツリ と取り残され、、
気付けば
2本目のタバコに火を点ける有様、、。


「今日またあらたに、なにが起こっても
めげずに元気で 頑張っていこうゼイ!!」

と、心に何度も言い聞かせている最中 であります。。。


自身を念じさせる「大切な場所」 として

毎日、毎日ここに立ち寄るのです。。。

さすがに
3本目には手をだしません!!

いよいよ
ここから会社のある西浅草までの1km弱という距離が
身も心も
仕事モードに切り替わった

本気の 通勤道 となります!


さあ、
今日もまたバリバリ
革ジャンづくりに励みます!!


【原田】








2013-05-31 : 未分類 :
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プロフィール

head factory

Author:head factory
創業1935年、日本の革ジャンメーカー浅草カドヤ。本社工場ザ・ヘッドファクトリーでは、職人それぞれが一人一着縫いにて既製品の製作、オーダーメイド、カスタム、リペア、そして製品管理を行なっています。
所在地:東京都台東区西浅草3-29-21 株式会社カドヤ本社ビル 6F/7F

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