1935年創業の日本の革ジャンメーカーカドヤ。本社工場ヘッドファクトリーから生み出されるプロダクト、オーダーメイド、リペア、カスタムの仕様や製作過程、レザーやライダースジャケットにまつわるエピソードなどを発信。「日本のものづくりと職人の拘り」を綴ったブログです。

SUMMER BARGAIN

毎日危険な暑さが続いていますね。
皆様如何お過ごしでしょうか。

20180720 summar

流石にこの猛暑の中、
お持ちのレザーウエアはしばし休眠タイムかと思います。

しかし、この時期だからこそ、
革ジャン、革パンツをしまい込まずに、
もっと自分好みにカスタムされてみては如何でしょうか。
気になっていたサイズを修正するのも良いと思います。

20180720 prl-W

自分だけのオリジナルカスタムは、
より愛着の湧く一着となることでしょう。
ですので、革を着ない時期にあたるサマーシーズンを、
KADOYAに預け、カスタムするというのは如何でしょうか。

そういえば・・・ と思い立った方が居られましたら、

来週末はKADOYA本店、福岡店の夏のバーゲンです。

初日の朝は非常に混雑しますが、
バーゲン中に限り、東京本店では職人も店頭に立ちます。

もしお手持ちのアイテムで気になっている事がございましたら、
気軽にカスタムの相談をされてみては如何でしょうか。

培った経験値で、もしかしたら貴方の革ジャンが
見違えるほどグレードアップ なんて事もあるかもしれません。

相談に費用はかかりませんので、
お気軽に申し付け下さい。

勿論 新たな一着に手をかけてしまっても
それはそれで良しでしょう。

夏が終わり、秋からお気に入りのウエアーを着て
気持ちよくツーリングができたら最高ですね。

20180720 bag

ご来店お待ちしています。


【牛坂】


2018-07-20 : 未分類 :
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Coins to where?

nkm74a.jpg


休憩時 本社工場の非常階段に出ると ほぼ連日快晴!!

先週 関東で観測史上初となる6月の梅雨明けが発表され
いよいよ夏本番となりそうです。

自動販売機に小銭を入れる回数も自然と増えますね・・・


さて 日常でいつも使用する 「小銭」  皆様はどのように持ち歩いているのでしょうか?

私の場合は 財布に入れるとパンパンに膨らんでしまったり
それをパンツのバックポケットに入れたまま座ると カード類との干渉が気になります。

ではパンツのフロントポケットに直に入れると 収まりがイマイチでジャラジャラと音をたてる事に・・・


ですから小銭の持ち歩きにはコインケースを使います。

会計時 財布に加え取り出すため レジ前で多少もたつく事があっても
慣れてしまえば快適なものです。


そのマストアイテムであるコインケースを先日 紛失・・・

お酒を飲んだ帰りにいろんな物を無くす傾向がありますが コインケースは何個目だろうか?

そんな事もあって今回はすぐに新調せず しばらくはポケットで対応していくことに・・・


主にジーンズの右フロントポケット部分につくコインポケット。

意外と取り出しづらく ほぼ使う事はなかったのですが 小銭入れがない今となっては
とても重宝しています。

逆立ちでもしない限り落ちる事もなさそうですし ライダースジャケットのようにフラップが
ついていると 尚、安心です。


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とは言え 全ての服にコインポケットがついている訳でもなく・・・

なのでフロントのポケットにジャラジャラと入れる生活をしていた ある日のこと。


昼食を終え 定食屋でもらった釣り銭の 300円が消えたのです・・・

ん?! なんで?? グルグルと自問自答を開始。

・釣り銭をもらったつもりでいた(いやいや、ポケットに入れたはず・・)
・ポケットに穴が空いていた?もしくは落とした(穴は空いてないし音で気づくはず・・)
・あれ?!盗難?(誰がどうやって・・?)
・その後 使ったかな・・?(使ってません 絶対!!)
・夢・・?(まさか・・・)  などなど


キリがないので 「まっ、いいか・・」と割り切りましたが

その後も「3枚の百円玉はいったいどこへ?」 とモヤモヤしたまま帰宅。


最後にジャンプでもしてみようかと思いながら 部屋着に着替えていると 「チャリーン♪」

「そこか・・・」 想定外の場所でした。

フロントポケットの袋地の底辺から後ろ側に 数センチの奥行きがあったのです。

内側から見ると このような形。

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座ったりしている内に 硬貨がそのスポットに落ち ピタッと収まっていた訳です。

数ヶ月前に買った古着のパンツですが ポケットに手を入れただけでは気づかなかったギミック。
見た目では分らない仕様。

見事にヤラれましたが どこか得したような気分。


隠しポケット1つでも何だかワクワクするのは何故でしょう?

ちらっと見える遊び心。物作りの中で大事なポイントの1つだなぁと思います。


【中村】 



 
2018-07-06 : 未分類 :
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ddg


ヘッドファクトリー製品に使用されている縫製糸、糸の種類は大きく分けて2種類です。

糸の色や太さを含めると、もっと沢山のバリエーションになるのですが、糸そのものの種類は2種類。

主に使われるひとつめは、ポリエステル製のミシン糸です。


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昔まだ、化繊のミシン糸が流通していなかった頃は、麻や綿などの天然素材糸が主流でした。

もちろん今でも一般的に天然糸は、化繊には出せない風合いがいかされて、様々な場面で活躍しています。

しかし、強度面で比較すると、ポリエステルやナイロンの化繊糸に軍配が上がります。

更に強度に拘れば、防弾ベストなどに用いられるケブラーやザイロンで作られた糸も存在するのですが、革との強度バランスで選ぶとなれば、ポリエステル糸が丁度いい素材といえます。

そして、もう一種類は「コア」と呼ばれるミシン糸です。


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これはちょっと面白い糸で、一見すると綿糸なのですが、綿の中心に細いポリエステル糸が通っている構造をしています。

綿糸の風合いとポリエステル糸の強度、ふたつの個性を融合させた優れもので、ヘッドファクトリーではジャケットのデザイン性や革の種類により、この糸を採用しています。

ただ、強度や発色の良さ、糸の光沢感などを優先させる時にはポリエステル100%を選択しますし、やはりこちらがメインです。


先日、レザークラフトを生業とする友人と赤提灯で飲んでいるときに、糸の話になりました。

彼は蝋引きの綿糸か、たまに人工シニュー糸を使っているのですが、話が強度にさしかかると突然 「強度優先で考えるのならクモの糸でしょ!」 と叫び出しました。

クモの糸が強いと言うことは知っていましたが、彼曰く、「ケブラーよりも強いぜ」 だそうです。

その日は飲んでいたこともあり、冗談話として軽く流したのですが、後日思い出して調べてみると、面白い発見がありました。

同じ太さで比べたとき、クモの糸がケブラーよりも数倍強いという結果は科学的にちゃんと証明されていて、10年ほど前に発見されたダーウィンズバークスパイダーという当時の新種が出す糸は特別に強靱、その強さはケブラー糸の10倍を上回るそうです。

仮に、この蜘蛛の糸を鉛筆の芯くらいの太さに束ねたもので巨大な網を作ったとしたら、墜落する飛行機を受け止めるだけの強度が備わるというのです。


マジか、、、


更におどろいたのは、既に人工クモの糸は開発完成されていて、「クモノス」と名付けられたその繊維は、一部の製造分野では採用されはじめているらしい。

まだミシン糸としては出回っていないものの、もしかしたら近い将来、人工とはいえクモの糸で革ジャンを作る日が来るのかもしれません。


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いや、多分それは無いな、あくまでも主役は革であり、革にダメージを与えるほど強くてはいけませんので。


【市島】
2018-06-22 : 未分類 :
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HUMANS AND TOOLS

年に一度の浅草の一大イベント「三社祭」が先週行われました。

毎年 この三社祭が終わると 五月も残すところわずかとなり
季節が春から夏に移っていく様を感じます。


さて、三社祭の日の出勤・・・

私たちは どんな環境であれ目の前にある製品と真剣に向き合い
作業を行います。

・・・なのですが この日に限っては神輿が近づいてくると お囃子や太鼓の音
掛け声・・・その熱気は本社工場のある7階にもビンビン伝わってくる訳で

「イケナイ・・・集中、集中」と思っていても なんだか ソワソワしだし
結局のぞいてしまう事に・・・


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7階のベランダから見下ろすと この光景。
人、人、人、そして熱気。 圧巻です!!


今年は久々に この日が出勤ではなかったので 写真は数年前のものですが
本年も盛り上がりを見せていたようです。



なので体感できず どこか寂しい気もしますが
今回は賑やかな浅草を離れ 別の街に出かけることに。

その途中、革ジャン作りに欠かせない道具の1つ「喰い切り」を探すために少し寄り道。

結果 良い物は見つからず・・・


と言うのは 10年以上使用していた喰い切りの刃が欠けてしまい
まだ使えるものの そろそろ交換時だと思い 新たに2回買い換えたのですが
切れ味やグリップ感など・・・どうも しっくりこないのです。

結局のところ 手に馴染んだ刃の欠けた喰い切りを今も使っている次第。


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新しい物を手にした時、最初は違和感があっても徐々に慣れてゆくものですが
道具との相性って やっぱりあるんだなぁ・・とつくづく思います。
バイクにも言えることですね。


そう言えば 話は変わりますが 先日、テレビで興味深い特集を見ました。

「人類はどのようにして誕生したのか?」といった内容。


他の動物に比べ 牙は退化し 強靱な筋力もなく 足も速くない
ひ弱な二足歩行を始めたばかりの類人猿

それなのに 猛獣や自然の脅威からどのように身を守り 生き抜いてきたのか??


最大の進化は知恵を身につけ 道具を使い始めた事です。

分っていた事ですし 上手く説明できませんが とにかく感動!!

今日 当たり前のように使っている道具と人間の関係性・・・考えさせられます。



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どんな物でも手先の延長であるツールは自分に合ったものが1番。
そうなると愛着がわき 自然と大切に使う気持ちが芽生えるのではないでしょうか?

喰い切りは あせらずじっくりと探すことにします。


【中村】 


2018-05-25 : 未分類 :
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season

ferttty


本社工場7Fベランダからの風景、一服の一時、春の風が心地良い、、、

ところで、春先から夏を迎えるこの季節になると、たまに聞かれる質問があります、

「革ジャン屋って冬が過ぎたら何しているの?」

、、、


そうですね、レザーウェアは主に秋冬が活躍のシーズンですから。

確かにオンシーズンといえる秋冬の忙しさといったら、もう大変な事になっていますが、しかし有り難いことに本社工場ヘッドファクトリーは、季節を問わずにフル回転させて頂いています。

どちらかというとシーズン中は、オーダーメイドやカスタム修理、所謂一点物の納期に追われることが多いので、既製品の作り込みや、サンプル製作などでバタバタするタイミングはむしろ春夏になります。



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そもそも、革ジャンは防寒の為だけにあるモノではなく、体を守る道具服でもありますから、そう考えると春夏もレザーウェアの活躍シーズンとも言え、一般的な 「革ジャン=冬」 と言ったイメージと現実との間には少しギャップがあるのかもしれません。


実際、夏をシーズンオフとは呼ばないレザーのハードユーザー様は沢山おられますし、そういった方々から寄せられるオーダーメイド・カスタム修理のご依頼タイミングに季節は無関係。


先日もゴールデンウィーク中日、大阪店の常連様がツーリングの合間に、東京本店にお立ち寄り下さいました。

以前作らせて頂いたヴィンテージステア製ダブルライダースを粋に羽織られておいでです。

その方とお会いするのは約2年振りでしたが、再会の握手も早々に、羽織られているそのジャケットの経年変化具合の話から始まり、お手持ちの VEST や CHAPS カスタム構想のお話をお聞かせ頂いたり、レザーメンテナンスのお話や、まあ、ここでは書けないような話を挟みながらも、概ね革製品の話で盛り上がり、その熱量が心地良かったりして。

話が一段落し、真っ黒いハーレに跨がり旅立つ後ろ姿を眺めている間に改めて思いました

あーやっぱり、本当にレザーが好きな人は、それぞれの季節に合わせて思いっきりレザーを楽しんでいるのだなと。



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と言うことで、「革ジャン屋、冬が過ぎたら何してる」 の素朴な問いかけがあると、

長い説明も野暮なので、

「まあ、色々とね、、」 と答えるのでした。



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【市島】

2018-05-11 : 未分類 :
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プロフィール

head factory

Author:head factory
創業1935年、日本の革ジャンメーカー浅草カドヤ。本社工場ザ・ヘッドファクトリーでは、職人それぞれが一人一着縫いにて既製品の製作、オーダーメイド、カスタム、リペア、そして製品管理を行なっています。
所在地:東京都台東区西浅草3-29-21 株式会社カドヤ本社ビル 6F/7F

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