1935年創業の日本の革ジャンメーカーカドヤ。本社工場ヘッドファクトリーから生み出されるプロダクト、オーダーメイド、リペア、カスタムの仕様や製作過程、レザーやライダースジャケットにまつわるエピソードなどを発信。「日本のものづくりと職人の拘り」を綴ったブログです。

オーダーメイドその144

ご紹介させて頂くのは、東京本店より小島様からの
ご依頼で製作させて頂きましたオーダーメイドジャケットです。

20180608 BRMJ2





BRMJをベースに、本体革をHFゴートに変更されています。

ゴートのきめの細かい上質な質感が、
既製品とは違った魅力を放ちます。

20180608brmj 

スナップ釦の真鍮が程よいアクセントとなり、
ジャケットの襟元を飾ります。

20180608 BRMJ5

ライニングは赤サテンです。

同じ形、同じ作りのジャケットだったとしても
チラっと見える裏地の色が華やかな赤なだけで、
印象が一気に変わる場合があります。

裏地の色も個性を際立たせるポイントですね。

20180608 BRMJ

カスタムされたZを手に入れてからは、ほぼ毎週のように峠を
走っているという小島さん。

Zに革ジャン。
鉄板のカッコ良さです!

来週末のツーリングに間に合って良かったです。

20180608 BRMJ3


お気に召して頂いた様子でなによりです。

有り難うございました!


・オーダーメイドスペック/BRMJ
・革/HF ゴート ブラック
・裏地/サテン レッド
・ZIP/YKKインジェクション No95・75
・釦/真鍮
・取扱店/KADOYA東京本店


【牛坂】
2018-06-08 : オーダーメイド :
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HUMANS AND TOOLS

年に一度の浅草の一大イベント「三社祭」が先週行われました。

毎年 この三社祭が終わると 五月も残すところわずかとなり
季節が春から夏に移っていく様を感じます。


さて、三社祭の日の出勤・・・

私たちは どんな環境であれ目の前にある製品と真剣に向き合い
作業を行います。

・・・なのですが この日に限っては神輿が近づいてくると お囃子や太鼓の音
掛け声・・・その熱気は本社工場のある7階にもビンビン伝わってくる訳で

「イケナイ・・・集中、集中」と思っていても なんだか ソワソワしだし
結局のぞいてしまう事に・・・


nkm73a.jpg


7階のベランダから見下ろすと この光景。
人、人、人、そして熱気。 圧巻です!!


今年は久々に この日が出勤ではなかったので 写真は数年前のものですが
本年も盛り上がりを見せていたようです。



なので体感できず どこか寂しい気もしますが
今回は賑やかな浅草を離れ 別の街に出かけることに。

その途中、革ジャン作りに欠かせない道具の1つ「喰い切り」を探すために少し寄り道。

結果 良い物は見つからず・・・


と言うのは 10年以上使用していた喰い切りの刃が欠けてしまい
まだ使えるものの そろそろ交換時だと思い 新たに2回買い換えたのですが
切れ味やグリップ感など・・・どうも しっくりこないのです。

結局のところ 手に馴染んだ刃の欠けた喰い切りを今も使っている次第。


nkm73b.jpg



新しい物を手にした時、最初は違和感があっても徐々に慣れてゆくものですが
道具との相性って やっぱりあるんだなぁ・・とつくづく思います。
バイクにも言えることですね。


そう言えば 話は変わりますが 先日、テレビで興味深い特集を見ました。

「人類はどのようにして誕生したのか?」といった内容。


他の動物に比べ 牙は退化し 強靱な筋力もなく 足も速くない
ひ弱な二足歩行を始めたばかりの類人猿

それなのに 猛獣や自然の脅威からどのように身を守り 生き抜いてきたのか??


最大の進化は知恵を身につけ 道具を使い始めた事です。

分っていた事ですし 上手く説明できませんが とにかく感動!!

今日 当たり前のように使っている道具と人間の関係性・・・考えさせられます。



nkm73c.jpg


どんな物でも手先の延長であるツールは自分に合ったものが1番。
そうなると愛着がわき 自然と大切に使う気持ちが芽生えるのではないでしょうか?

喰い切りは あせらずじっくりと探すことにします。


【中村】 


2018-05-25 : 未分類 :
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season

ferttty


本社工場7Fベランダからの風景、一服の一時、春の風が心地良い、、、

ところで、春先から夏を迎えるこの季節になると、たまに聞かれる質問があります、

「革ジャン屋って冬が過ぎたら何しているの?」

、、、


そうですね、レザーウェアは主に秋冬が活躍のシーズンですから。

確かにオンシーズンといえる秋冬の忙しさといったら、もう大変な事になっていますが、しかし有り難いことに本社工場ヘッドファクトリーは、季節を問わずにフル回転させて頂いています。

どちらかというとシーズン中は、オーダーメイドやカスタム修理、所謂一点物の納期に追われることが多いので、既製品の作り込みや、サンプル製作などでバタバタするタイミングはむしろ春夏になります。



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そもそも、革ジャンは防寒の為だけにあるモノではなく、体を守る道具服でもありますから、そう考えると春夏もレザーウェアの活躍シーズンとも言え、一般的な 「革ジャン=冬」 と言ったイメージと現実との間には少しギャップがあるのかもしれません。


実際、夏をシーズンオフとは呼ばないレザーのハードユーザー様は沢山おられますし、そういった方々から寄せられるオーダーメイド・カスタム修理のご依頼タイミングに季節は無関係。


先日もゴールデンウィーク中日、大阪店の常連様がツーリングの合間に、東京本店にお立ち寄り下さいました。

以前作らせて頂いたヴィンテージステア製ダブルライダースを粋に羽織られておいでです。

その方とお会いするのは約2年振りでしたが、再会の握手も早々に、羽織られているそのジャケットの経年変化具合の話から始まり、お手持ちの VEST や CHAPS カスタム構想のお話をお聞かせ頂いたり、レザーメンテナンスのお話や、まあ、ここでは書けないような話を挟みながらも、概ね革製品の話で盛り上がり、その熱量が心地良かったりして。

話が一段落し、真っ黒いハーレに跨がり旅立つ後ろ姿を眺めている間に改めて思いました

あーやっぱり、本当にレザーが好きな人は、それぞれの季節に合わせて思いっきりレザーを楽しんでいるのだなと。



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と言うことで、「革ジャン屋、冬が過ぎたら何してる」 の素朴な問いかけがあると、

長い説明も野暮なので、

「まあ、色々とね、、」 と答えるのでした。



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【市島】

2018-05-11 : 未分類 :
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オーダーメイドその143

20180427 BOSSHOSS

この度、紹介させて頂くのは
KADOYA本店の常連様 内村さん。

マシンは「BOSS HOSS トライクカスタム」
水冷4サイクルV型8気筒OHVエンジン。

扇風機のようなラジエーターに
大型トラックに付いてそうな極太リアタイヤ。

毎度のことながら問答無用な圧倒的存在感にやられてしまいます。


2018042702

そんなマシンに乗る内村さんは、 
毎回オリジナリティ溢れる
オーダーメイドをご注文をされています。

今回のパテッドのダブルジャケットは、HFゴートのボディに
パッド部分、ポケットをオイルドヴィンテージステアと
マニアックなご注文。

前身にはアーミーパンツのサイドポケットから
引用したマチ付の大型ポケットを設置。

右前には、大型ナス鐶によるキーフックを装備します。

20180427 Mr uchimura order jack back style

脇のサイドベルトは、トレーニングによる体重の増減に
対応する為に取り付けています。

2018042701

これからの季節に備え、
両袖はエクセラZIPで取り外し式にカスタム。
zipの風ヨケは拘りのゴートワインレッド。

鍛えられた上腕周りはマックス時46cmに達します。

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ジャケット前面のマチ付ポケットは左右の手 
どちらの手でも出し入れできるように
両側にzipを取り付けています。

20100427BOSS HOSS back

BOSS HOSSに乗る後姿はまさに 「漢」

ボクの中では平松伸二作 漫画 「ザ・松田」 が想起されます。

主人公 松田の得意ゼリフは
「いんだよ、細けえことは! 」

そういえば内村さんもよく仰いますよね。 笑


この度はご注文有難うございました。


オーダーメイドスペック/ オリジナルジャケット 

・革/ オイルドヴィンテージステア ブラック /HFゴートブラック/ ワインレッド
・裏地/ スーパーハードツイル レッド
・ZIP/ YKK No.8 エクセラ ニッケル
・ドット釦/ ニッケル
・取扱店/KADOYA東京本店


【牛坂】
2018-04-27 : オーダーメイド :
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オーダーメイド その142


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こちらは本店にて H 様より ご注文いただきましたオーダーメイドジャケット。

ライディング時の操作性と女性らしさを両立させたWライダース KL-W4がベースとなっており
カテゴリーはフルオーダーとなります。


革はブラックから Nミンクルのブルーへ。 裏地はワインレッドに変更。

持ち込まれたバックルやドットボタン・ハトメは真鍮を選択し 金属パーツはゴールドで統一。

ZIPのスライダーに取付けるレザープルはビビッドなレッドをご要望。

縫製糸はデニムで目にするようなライトブラウンを選択。 鮮やかなブルーの革に映えますね。


う``-ん・・・どれも絶妙です。


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今回もそうでしたが 製作過程の中で 「あっ、これカッコイイなぁ・・」と感じる事が多々あります。

物を作るにあたり 完成をイメージして仕様を決めることは とても楽しくもありますが
簡単なようで意外と難しく勇気のいる作業です。

時間とお金を要する事となれば尚更ですね・・・


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気になったので 仮縫いに立ち会ったパタンナーや担当スタッフに H 様の印象を聞いたところ

二人からは「カッコイイ人(女性)ですよ」といった返答。


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私は納品の際に立ち会うことは出来ませんでしたが 「なるほど・・」

ご本人の着用姿が全てを物語っています。

とてもお似合いです。 この度はありがとうございました。


nkm72a.jpg


オーダーメイドスペック/KL-W4ベース

・革/Nミンクル ブルー
・裏地/ポリエステルサテン ワインレッド
・ZIP/YKK No.5 No.10ゴールド
取扱店/KADOYA東京本店


【中村】
2018-04-13 : オーダーメイド :
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プロフィール

head factory

Author:head factory
創業1935年、日本の革ジャンメーカー浅草カドヤ。本社工場ザ・ヘッドファクトリーでは、職人それぞれが一人一着縫いにて既製品の製作、オーダーメイド、カスタム、リペア、そして製品管理を行なっています。
所在地:東京都台東区西浅草3-29-21 株式会社カドヤ本社ビル 6F/7F

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