1935年創業の日本の革ジャンメーカーカドヤ。本社工場ヘッドファクトリーから生み出されるプロダクト、オーダーメイド、リペア、カスタムの仕様や製作過程、レザーやライダースジャケットにまつわるエピソードなどを発信。「日本のものづくりと職人の拘り」を綴ったブログです。

BLACK & CHROME

先日、MAD MAX FURY ROAD BLACK & CHROME という映画を鑑賞してきました。


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2年前に公開された MAD MAX シリーズ最新作の内容を、そのままモノクロに置き換えて再上映しているものです。

一作目から変わらずメガホンを握り続けるジョージミラー監督は現在70歳を超えていて、頓挫を繰り返しながらも約30年ぶりにシリーズ最新作を撮りあげたこと自体にとてつもないロマンを感じ、2年前の夏オリジナルカラー版を公開初日の朝一番で観に行きました。


それから暫くして、同映画を 「爆音」 で特別上映している映画館が西東京にある事を知りました。

どうやら、ただボリュームを上げているだけでは無い拘りまくりの音響システムとエンジニアには、 「採算度外視」「赤字覚悟」 のコストが掛かっているらしいのです。

3D以降、進化を続ける体感型シネマに付いて行くきはしないものの、音がデカい分には心が動かされますし、何よりその映画館の男気にロマンを感じずにはいられません。 

という事で心躍らせて劇場に向かうと、強烈な映画の世界観とイカれている音響に身を委ねました。



そして先日、新宿を歩いていると、新宿ピカデリーという映画館の壁面に貼られている MAD MAX のポスターが目にとまりました。

今更まだ再上映しているのか、と思い近寄って見てみると 「ブラック&クロームエディション」 と書かれています。

気になったその足で、斜向かいにある紀伊国屋書店の映画コーナーへ向かい、映画雑誌のページを開いてみると、ジョージミラー監督が 「これがベストの仕様」 と言い切っている記事を見つけました。

その作品に対する執念とも酔狂とも言える情熱に、3度目のロマンを感じ劇場へ戻りました。


白黒映画を劇場の大スクリーンで観ることが何時ぶりのことか思い出せませんが、なんとも言えない不思議な感覚に陥ります。

色という一つの情報が省かれた事で想像力が補おうとするからなのか、陰影が強調された映像からは人物の表情から伝わる感情や、金属の硬さ重さ痛さなどが、やたらめったらと格好良く飛び込んでくる気がしました。


あーなるほど、結局やっぱり陰影なんだな。



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という事で


陰影といえば 革ジャン

陰影といえば冷却フィン

男がしびれるものには影が付き物


流石にこじつけでしょうか。


【市島】

2017-02-17 : 未分類 :
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オーダーメイド その129

東京本店のお客様
Tさんのオーダーメイドジャケットをご紹介させて頂きます。

20170210 2

オーダーのベースモデルとなるのは
HFラインナップモデル
MERIDEN BONNY MODEL-0

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本体革は
HF N-1 〕でおなじみの HF-GOAT を採用。

着はじめより馴染みやすく
キメの細かいシボ感と、
染料仕上げにより独特の魅力を醸しだすHFゴート。

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この革の特徴でもある柔らかさ、しなやかさ、軽さ
風合いを気に入って頂きました。

黒の本体革にライトブラウンの糸でステッチを際立たせます。

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シンプルですが、
高級感のある雰囲気に仕上がりました。

ライダースのアイデンティティーを保ち、
街にも違和感なく溶け込む優れものの一着。

20160210 bonny 0


中部地方にお住まいのTさんですが、
今回、東京本店まで足を運んで頂き、
ご注文、納品しました。

この度のオーダー
誠にありがとうございました。

20170210 1

立春を過ぎましたが、
まだまだ気温の低い日が続きますね。

風邪などひかないようご自愛下さい。


オーダーメイドスペック / MERIDEN BONNY- 0 ベース

・革/HFゴート ブラック
・裏地/スーパーハードツイルキルティング レッド
・ZIP/YKK No.5 No.10 アンティークシルバー
・部材/黒ニッケル
・取扱店/カドヤ東京本店


【牛坂】

2017-02-10 : オーダーメイド :
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メンテナンス

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こんにちは、原田です。

先日、レザーウェアの経年変化を特集する雑誌に
カドヤスタッフ数名の私物革ジャンの掲載依頼がありました。

また、同タイミングで本店のお客様より
2ピースレーシングスーツのオーダーを頂き、見本としてお見せするために
何年振りかでこのパンツを収納バッグから引っ張り出しました。

TH 2017 02 03 0001

このパンツは元々上下着脱可能な2ピースのレーシングスーツです。
約10年程前に初めてビンテージバイクレースに参戦するためにセルフオーダーしたもので
それから7年程着用し大活躍してくれましたが、その後
レーシングチームのチームメイト4人と
お揃いのレーシングスーツを作り新調したことで
この初代は現役を退くこととなりました。

最後に着用したのはビンテージモトクロスのレースか?それとも
オンロードのショートコースだったか、、とにかくほぼノーメンテナンスで
着用後にバッグに放り込んだままの乱暴な扱い、だったと思うので
恐る恐るバッグのジップを開けてみます。。

TH 2017 02 03 0005

久々の対面となりましたが
心配をよそに、汚れこそあれ
カビなどは一切なく、革のコンディションも良好でした。

おお~懐かしい
いつ見てもカッコいいなコイツはよ~

しばらくの間、ただただウットリと眺め想い出に浸った後

雑誌社に貸し出したり、お店でお客様に見て頂くため
失礼の無いよう、汚れはササッとブラッシング
糸のほつれなど破損状況をチェックし
オイルアップは部分的に少々
以上、所要時間5分
メンテナンス終了。



私はカドヤに入社し
職人として、ものづくりに携わるようになってからというもの
私が手掛けた開発サンプルやセルフオーダーのものは
意識的に、ほとんどメンテナンスをしておりません。

本社工場製品ラインナップの革が
実際どれほどの性質のものであるものか知るために
耐久テストの意味で
余程のアクシデントが起こらない限り
特別なメンテナンスをせず、とにかく着続けます。

表面(銀面)強度、風合い、乾燥などによるひび割れや硬化など、、、
放置することで知り得る情報も、作り手として大切なことである、と思っています。


とは言え、お客様には
やはり、せっかく手に入れた高額な革ジャンですから
定期的に革のコンディションを確認し
状況に応じてお手入れして頂くことを、お勧め致します。

我々職人は
ライダースウェアに適した素材選び、着心地、縫製面での強度バランスなど
お客様に安心して末永く着続けて頂ける様
当然ながら各所気を配り、一着一着製品を仕上げておりますが

一生もの、となり得るか否かは
やはりお客様の手に渡った後の扱われ方次第で大きく変わってまいります。

着続けて頂くことが何よりですが

しばらく着る事がなくなった際でも
湿気の多い梅雨の時期には
たまに風通しの良い日陰で干したり
ホコリを払ったりして頂くだけでカビの発生を防げますし

乾燥する冬などは
シーズン初めに一度軽くオイルアップなどをして頂ければ
乾燥による硬化、劣化を防ぐ事ができます。



ユーザーとしての私は
所有する他社製品の革靴やグローブなど
結構マメにメンテナンスをし
長く使い続けられる様
ローテーションで使用しながら
コンディションを維持しております。

一番長い付き合いとなるのは
18歳の時に新品で手に入れたブーツで
かれこれ28年経ちますが
コンディションも良好で
今だに履き続けています。

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【原田】
2017-02-03 : 未分類 :
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WINTER IN THE AIR

nkm56b.jpg

新年のスタートをきった1月も早いもので残りわずか。

関東において1月下旬から2月上旬は寒さのピークとなり
雲一つない青空の下でも体にこたえる時期となりました。



室内であれば温度のコントロールが可能ですが、屋外となると防寒対策は
各々銘々 試行錯誤を重ねながら実行せざるをえません。


バイクに乗る際は大げさな言い方かもしれませんが生死にかかわる問題でもあります。

バイクに乗らない人にとっては真冬に自ら風をきる行為は理解しがたいものかもしれません。


私の場合はバイク乗車時における防寒スタイルは ほぼ確立されてきました。



問題はバイクを降りたその後です。

スキンヘッドに近い私にとって帽子は必須アイテムとなる訳ですが
それでも寒いときはフードをかぶります。



首部分に頭にかぶせるフードが付いているパーカー。

もともと氷雪地帯に住むイヌイット民族が着ていた防寒服が起源ともいわれ
寒いときには機能的で とても頼もしい存在。

ボアとファーが装備されていれば怖いものはありません。

なので気がつくと自分の持っている冬のアウターには全てフードが付いています。



とはいえ、日本ではフードをかぶる機会は少なく 極限状態でもない都心であれば尚更ですが・・・

寒ければ普通にフードをかぶれば良いですし、そのスタイルが好きな人もいるはず。


しかし、私の場合はフードをかぶると この風貌のせいか職務質問をされかねない
雰囲気をかもし出してしまいます・・・


ですからフードをかぶる際は人気の少ない所で こっそり悦に入ることが多いのですが
極寒と感じた時にはそんな事は言ってられないので、人目をはばからず
ほとんど ほっかむり状態です・・・


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いろいろな防寒グッズがある中、指先が冷えたらポケットに手を入れ
首から上が寒ければフードをかぶるといったシンプルな私のスタイルですが

皆様の防寒対策はいかがでしょうか?




さて、明日からの1/28~1/29の2日間は毎年恒例の「WINTER BARGAIN」を開催します。

防寒グッズに始まり、さまざまなアイテムを取りそろえて お待ちしております。


真冬の恒例イベントでありますが 冷たい風の中、身を切って多くのお客様がバイクでご来店頂きます。

そんな中 楽しげな一時や 嬉しそうに帰って行くお客様を目にすると胸が熱くなります。


ちなみに「BARGAIN」は「掘り出し物」という意味もあります。

早い者勝ちとなりますが、急がず安全運転でお願い致します。


【中村】
2017-01-27 : 未分類 :
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HF JET STREAM ATTACK!

冬も後半で本番、皆様この時期の防寒対策はどうされていますか?

着重ねしたり、サイズ感で調整したり、何かしらの工夫をくわえても革ジャンでやり過ごす、粋だと思います。

と言うことで、ヘッドファクトリー冬の3兄弟をご紹介致します。


NNF

先ずは、今年も好評頂いております大定番の「N-1

3色展開の中から、今回モデルが着ているのはネイビー色です。

ネイビーと言っても彩度は低く、チャコールネイビーとでも呼びたくなる落ち着いた色合いです。


NNB

拘りの1枚革で構成されるシンプルなバックビュー。

黒い革ジャンをお持ちの方や、革ジャンをライトに着こなしたい方には特にオススメです。




DMF

お次は、この冬リリースされた「DE-MOD」、 ディーモッドと読みます。

オールブラックながら個性的な面構えが印象的な1着。

シンサレートハイロフトを使用したキルティング裏地は防寒性に優れています。


DMB

N-1と比較すると、身幅は若干タイトなシルエットです。

袖の付け根に配置されたプリーツと、ウエストを走る腰帯が、男臭い後ろ姿を醸し出しています。




N3BF

そして最後に「N-3B LEATHER

言わずもがなのデザインレイアウトですが、ヘッドファクトリー拘りのフォルムシルエットはクルーズライド向けです。

ゆとりを含める縫い込み仕立てで、中綿のシンサレートとアルミシートを包み込んでいます。


N3BB

威風堂々としたコヨーテのボリューム感と、ラグランスリーブの丸みを帯びたシルエットがバランス良くマッチし、

ワイルドとマイルドの間、丁度いいところに仕上がっています。





まだまだ凍てつく冬は終わりません。

是非、気になるモデルのフィッティングに足をお運び下さい!


【市島】
2017-01-20 : プロダクツ :
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プロフィール

head factory

Author:head factory
創業1935年、日本の革ジャンメーカー浅草カドヤ。本社工場ザ・ヘッドファクトリーでは、職人それぞれが一人一着縫いにて既製品の製作、オーダーメイド、カスタム、リペア、そして製品管理を行なっています。
所在地:東京都台東区西浅草3-29-21 株式会社カドヤ本社ビル 6F/7F

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