1935年創業の日本の革ジャンメーカーカドヤ。本社工場ヘッドファクトリーから生み出されるプロダクト、オーダーメイド、リペア、カスタムの仕様や製作過程、レザーやライダースジャケットにまつわるエピソードなどを発信。「日本のものづくりと職人の拘り」を綴ったブログです。

RIVET

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<RIVET>= 足とフタを使い部品同士を固定する金属パーツであり、カシメとも呼びます。

あらかじめ穴を空けた部品同士を手打ちの道具や機械(プレス機)を使って接合します。


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材質が金属であり、これだけで十分な強度はありますが
ミシンを使用した補強のカンヌキと併用するケースもあります。

おそらく多くの人が一着は持っていると思われるデニムのジャケットやパンツの
ポケット付近で よく目にする仕様です。

負荷がかかる場所とは言え、一見過剰にも見えますが
強度に対して心配性な私にとっては この上ない仕様です。


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様々な場面で使われている このリベットですが、その中でも
特殊な条件ゆえに外注にてお願いしていたリベット打ちの作業があります。


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穴を空けずに硬質な材質である足とフタを、同じく硬質で厚物の素材に打ち込みます。

失敗は許されず まさに一発勝負。


その長年に渡りお世話になってきた熟練職人が昨年引退する事となり
技の伝承と共に見慣れない機械がカドヤに導入されました。


最強のカシメ役である電動マシンがこちらです。


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ロボットのような佇まいと一瞬で打ち抜く力強さと衝撃は
相当なインパクト・・・圧倒されます。


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先日 初めて作業に携わりましたが、足が震えるほどの緊張感を覚えました。

同時に今まで経験した事のない感覚であり、どこか高揚感を感じたり・・・


迫力のある光景をお見せしたいのですが、この機械を使いこなすには
相当な時間を要する事になりそうです。

なので このマシンの紹介は時期が来たら改めて・・と思います。



日の出も早くなり 日増しに暖かくなってきました。
春風が心地よく革ジャンをさらりと羽織り出かけたくなる

そんな季節ですね。


【中村】 
2017-03-24 : 未分類 :
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オーダーメイド その131

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今回ご紹介させていただくのは、大阪店H様よりご注文頂きましたBRMJベースのオーダー品です。





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本体革にはオイルソフトステアをお選びいただき、肩肘パッドにミンクルラフアウトをあてがった個性的な一着です。




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全体的な色味をブラックに統一しながら、異素材を組み合わせる事でいっそう「黒」が際立っています。




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厚さ1.8mmの革が生み出す凹凸と食い込むステッチの陰影が、迫力の雰囲気を醸し出します。




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ただトルソーに着せているだけにも関わらず、既に静かな戦闘態勢に入っているかのような佇まい。

着る前からオーナー様を連想させる、渋い一着です。


H さん、ありがとうございました!




・オーダーメイドスペック/BRMJ
・革/オイルソフトステア・ミンクルブラック
・裏地/スーパーハードツイルブラック
・ZIP/YKKNo10.No5
・取扱店/KADOYA大阪店


【市島】
2017-03-17 : オーダーメイド :
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オーダーメイド その130

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今回は本店のお客様、Yさん からご注文 頂きました
HFG WAIST BAG PTD カスタムをご紹介致します。

とにかくワイルドでゴツイ革が好きなYさん
コンセプトは 
「ゴツく 男っぽい味付けで!」
選んだ革は艶無しステア 1.8mm厚

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マットブラックの肉厚ボディに
格子ステッチの凹凸は独特の存在感を放ちます。

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肩掛け用の長さで設定されたベルトは、
ヌメ革を使用。

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厚手の艶無しステアは硬く、
すぐに馴染んでくれる革ではありませんが、
経年にて徐々にしんなりと変化します。

まさに厚革にしかない表情を醸し出します。

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Yさん オーダー
ありがとうございました。
納品後、気に入って頂けた様子でなによりです。


オーダーメイドスペック/ HFG WAIST BAG PTDベースカスタム

・革/艶無しステア
・ZIP/YKK No7 ニッケル
・糸/8番糸ポリエステル ブラック
・取扱店/ KADOYA東京本店


【牛坂】
2017-03-10 : オーダーメイド :
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桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿

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こんにちは、原田です。

2週間程前に我が家の庭の梅の木に
花が咲きました。

待ち望んでいた、梅の花です。

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昨年のゴールデンウィークの頃
花が咲き終わった庭の梅の木を
バッサリと切り落としました。

両親が子供らの成長を願い
私が生まれて間もなく植えられたこの、梅の木

それから成長し続け
気付けば家の前の道路に枝葉が飛び出し
配達業者さんのトラックのボディーをガリガリ擦るまでに。。

庭からの眺めも、覆い茂った木と枝葉で
空が見えない鬱蒼とした小さな森のようで

一大決心
植木屋さんには頼まず
自分で切る事に。


切り始めて辺りがスッキリと明るくなるにつれ
気分も盛り上がり、一本、また一本と
しまいには
枝葉をほとんど切り落として丸坊主に。。。

「やっちまったか、、、」

と、少々後悔していたところに、家族が現れ、、

「なにしてんの!、、、切りすぎだろうが!!」

さんざん文句を言われ

切り落として地面に散らかった山盛りの枝葉を
脚立の上から呆然と眺め
後片付けする気力を失い
いじけて一服していると

今度は隣りのおばちゃんが出てきて一言

「あらあら、、、」

もうダメ出しはやめろ、と思っていたら

「スッキリしちゃって。。ずいぶんと精が出るわね。」

「切りすぎかと思って、、、」

「いいのよ、梅の木は。」
「昔から、桜の木切る馬鹿、梅の木切らぬ馬鹿っていってね.。」
「梅の木の枝は剪定した方がいいのよ。」

「ホホ~」

おばちゃんの神の一言で元気を取り戻しましたが

「余計な事ばかりして、肝心なことをしない、、っていう例えなんだってさっ。」

「、、、、」

「おれのことか、、、」

おばちゃんの鬼の一言で複雑な気分になり

またヘコみ。。。

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ですから
昨年、枝葉を切り落として
丸坊主の木にしてしまってからというもの
このまま木は腐り、二度と花は咲いてくれないのでは、、、
と、取り付かれたようにずっと心配していましたので

我が家の象徴ともいえる梅の木に
今年もかわらず芽が吹き
花が咲いてくれたので嬉しくて
ホッと、一安心です。

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さて、梅の木といえば

百花に先駆け
寒い中、いち早く春の訪れを知らせる木
だそうで

なるほど
子供の頃から無意識に我が家の梅を見続けてきたせいか
梅が咲く2月下旬から、桜が咲く3月下旬のおよそ1カ月間が
寒かった冬から暖かい春を間近に待つ
準備期間という感覚があるのですが


私の所有する革ジャンで例えるなら
着脱仕様の襟ボアを取り外す様子見の期間として
防寒着として冬の季節を楽しめる、最後の名残惜しい期間でもあります。

革ジャンのカッコ良さ、も様々ですが
私はムートン襟ボアとライダースの組み合わせが
荒々しい色気を醸し出していて好きです。

防寒着の機能として襟ボアはもちろん大活躍ですが
私は体の線が細く、首元が華奢なので
襟ボアが首元を包み込んでくれる安心感は
防寒目的よりも精神安定のための必需品だったりします。



桜咲く春の季節まで
もうしばらくの間、襟ボア仕様の革ジャンを
咲いた梅の花を眺めつつ
楽しもうと思います。

TH 2017 03 03 0010



【原田】

2017-03-03 : 未分類 :
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2 WAY OPEN ZIPPER

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スライダーが2つ付いたZIP。 逆開ファスナーとも呼ばれます。


エンドが決まっているクローズタイプは 主にバッグやツナギに使用しているものが多く

一方、オープンタイプは左右のZIPを切り離すことができ、容易に着脱できる事から
ジャケットやコートで使われています。


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では、なぜ逆開ZIPを使うのか?

着脱のしやすさを求めるのであれば スライダーは1つでも構わないはずです。



もとより Wスライダーはゴルフウェアであるスウィングトップでの採用が起源と言われています。

ちなみに よく耳にするこの”スウィングトップ”は「VAN」の社長が命名したものであり
実は和製英語であることは驚きです。 なるほど・・「スウィング!?」


逆開ZIPを使用した理由はゴルフウェアのブルゾンで かがんでパターをする際に
ウエスト周りの脹らみが邪魔をするため。

そこで逆開ZIPの下のスライダーを上に引く事で、裾が開きダブつきを左右に逃がします。

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私はゴルフをしませんが この機能は画期的です。


座った時や かかんだ時にでる このダブつきが元々苦手だった私にとって
逆開ZIPを使用したジャケットは衝撃的な出会いでありました。

かれこれ20数年前の話になります・・・


それ以来 逆開ZIPは大好物となり

座る時やバイク乗車時におきる突き上げの軽減・
トイレやウエスト周りを整えたい時・マウンテンバイクの場合・・・・などなど

場面に応じた調節が可能であり、今日では日常においても大活躍。



そもそも丈の短いジャケットや 左右のZIPを切り離せば、この機能は不要ですが
丈の長いものや 裾の締まったシルエットのジャケットに関しては有効的です。


また この機能は必要であっても、開閉がしづらい等の煩わしさが原因で敬遠する方も
多いかと思いますが

下までおろした2つのスライダーが ピッタリとくっついた状態を保っていれば
スムーズに開閉ができます。

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この状態でないまま無理に開閉をしようとすると 使いづらいと感じたり破損の原因と
なりますが、慣れてしまえば問題はありません。



最近ではファッションアイテムの1つとしても使われている逆開ZIP

本来は機能的であるのに装飾性のイメージが強いものを見かけると残念な気がします。

一方でオーダーメイドの際に ライディングポジションを考慮した上での選択を
目にすると嬉しい感覚をおぼえます。



さて、これまでウエスト周りのダブつきが苦手だなんだと言ってきた私ですが

ビールを飲み過ぎて腹部がふくらんでいる時は下のスライダーは下ろしたままです。

姑息な裏技の1つ・・・でしょうか??


【中村】



2017-02-24 : 未分類 :
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プロフィール

head factory

Author:head factory
創業1935年、日本の革ジャンメーカー浅草カドヤ。本社工場ザ・ヘッドファクトリーでは、職人それぞれが一人一着縫いにて既製品の製作、オーダーメイド、カスタム、リペア、そして製品管理を行なっています。
所在地:東京都台東区西浅草3-29-21 株式会社カドヤ本社ビル 6F/7F

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